昨日は訓練校の日でした。
学校に県外から住宅会社の社長が職人(大工)の募集のためにやって来ました。
仕事はたくさんあるけれど、職人がいないというのです。
今に始まったことではないですが、職人が確実に減っています。
以前は古い家がいっぱいありました。けれども現在、周りを見渡してみても古い家はほとんどありません。
みんなが家を建て、爆発的に増えた家をリフォームする時期がもうじき来ます。
職人が激減します。60代の大工さんがやがて辞めていきます。みんな大工になりたがらなかったので若い大工は育っていません。
20年以上前から分かっていたことです。
家はだいたい築20年前後でリフォームをします。その家の生活スタイルが変わるからです。
子は親に、親は老いて、変化とともにリフォームが必要になるからです。
若い施主さんは35年ローンを組んでいます。ローンの途中でリフォームをすることになります。
20年後に改修工事ができる職人がどれだけいるかという問題です。
30歳で新築したとしてローン終了後の65歳に建て替えるのか直すのか、そのときどれだけ職人がいるかという問題です。